〜曇り空に要注意?!うっかり日焼けの適切なケア、効果的治療のご紹介〜
いつも当院のブログをご覧いただき、ありがとうございます。6月も中旬に差し掛かり、いよいよ「夏至(6月21日前後)」を迎えます。
実はこの夏至の前後こそ、1年で最も太陽の高度が高くなり、地上に降り注ぐ紫外線の量がピークを迎える時期であることをご存知でしょうか。「夏本番の7月や8月が一番強いのでは?」と思われがちですが、紫外線量そのものは、すでに今が年間最大級なのです。
特にこの時期に怖いのが「うっかり日焼け」です。
梅雨の合間のどんよりとした曇り空を見て「今日は日差しがないから日焼け止めは少量で大丈夫かな」と油断して外出したり、ベランダでの洗濯物干しや短時間の買い物の間に、強い紫外線をダイレクトに浴びてしまうケースが後を絶ちません。
うっかり日焼けをしてしまって、
「肌が赤くヒリヒリする…」
「将来のシミやシワ(光老化)が心配。だけど、今さら何をすればいいの?」
今回は、そんな「うっかり日焼け」をしてしまった方に向けて、お肌の運命を分ける「直後の応急処置」から、最新の「飲む日焼け止め、ソルプロ」、「その他美容内服薬」、「日焼け直後から可能な美容施術(エレクトロポレーション)」そして「ドクターズコスメ」による最新のリカバリー&日焼け対策アプローチまでを徹底解説いたします。
タイムリミットは72時間!日焼け直後の応急処置
紫外線対策において最も大切なのは、日焼けを防ぐことだけでなく、「日焼けをしてしまった後に、いかに早く適切なケアを行えるか」です。
日焼けは紫外線による皮膚の火傷(日光皮膚炎)です。浴びてしまった紫外線がメラニン(シミの元)としてお肌に定着するまでのタイムリミットは72時間と言われています。
まずは自宅で速やかに「冷やす」こと。冷水で濡らしたタオルや保冷剤を当ててお肌の火照りを鎮めます。その後、バリア機能が低下し水分が奪われたお肌を、低刺激なローションなどで優しく「保湿する」ことがファーストステップです。ゴシゴシと擦る刺激は絶対に避けましょう。
内側からシミ・光老化をブロックする「美容内服ケア」
セルフケアを終えたら、次は医療の力を活用するステップです。
日焼けによってお肌の内部で大量に発生する「活性酸素」や「メラニン色素」に対して、内側からダイレクトに高い美白・抗酸化効果を発揮する内服ケアが非常に有効です。
1. 飲む日焼け止め「ソルプロ」
紫外線によって発生する「大量の活性酸素」を大幅に減少させ、塗る日焼け止めだけでは防ぎきれない紫外線ダメージを、体の内側からケアするサプリメントです。サトウキビ抽出物やシトラス・ローズマリーなどの天然成分が配合されています。
さらに、肌の黄ぐすみや弾力低下を招く「糖化」をブロックする作用も併せ持っているため、うっかり日焼け後のリカバリーだけでなく、毎日の透明感キープにも欠かせないアイテムです。朝に1粒飲むだけで24時間効果が持続する手軽さも魅力です。
2. シーピー(配合シスカプセル/顆粒)
ビタミンC(アスコルビン酸)と、その働きをサポートするビタミンB5(パントテン酸カルシウム)が配合された医療用医薬品です。メラニン色素の生成を強力に抑制し、すでにできてしまった濃いメラニンを薄くする還元作用があります。日焼けによって破壊されがちなコラーゲンの生成を促し、お肌のハリを守るためにも不可欠です。
3. トラネキサム酸(トランサミン)
抗炎症作用を持つお薬で、紫外線によってお肌の細胞から出される「メラニンを作りなさい」という命令を初期段階でブロックします。日焼け直後の赤みや炎症を素早く鎮め、将来のシミや「肝斑(かんぱん)」の悪化を防ぎます。
4. ユベラ(ビタミンE)
高い抗酸化作用を持ち、お肌の新陳代謝(ターンオーバー)を促進します。ビタミンC(シーピー)と一緒に摂取することで相乗効果が生まれ、お肌の奥に停滞してしまったメラニン色素の排出をスムーズにサポートします。
美容皮膚科で受ける「攻めと守り」のリカバリー施術
選択肢①:日焼け当日から施術可能!有効成分を深部まで届ける「エレクトロポレーション(電気穿孔法)」
日焼け直後のお肌はバリア機能が低下しており、普段のスキンケアでは美容成分が奥まで浸透しにくくなっています。そこで最もおすすめなのが「エレクトロポレーション」です。
施術の仕組み
特殊な電気パルスを流すことでお肌の細胞膜に一時的な隙間を開け、普通に塗るだけ(あるいは通常のイオン導入)では届かない皮膚の深部(真皮層)にまで、高濃度のビタミンCやトラネキサム酸、ヒアルロン酸などの有効成分をダイレクトに大量に浸透させます。その浸透力は通常のイオン導入の約20倍とも言われています。
メリット
レーザーとは異なり熱や刺激を与えないため、日焼け直後のデリケートな赤みがあるお肌でも施術が可能です。ひんやりとした心地よい刺激でお肌を鎮静(クーリング)させながら、強力な美白・水分補給が行える、この時期に最も理想的なメニューです。
選択肢②:落ち着いた頃にリセットする「トーニング」
施術の仕組み
日焼けをしてから2週間〜1ヶ月ほど経ち、お肌の赤みが完全に落ち着いたタイミングでおすすめのレーザー治療です。メラニン色素だけを非常に細かい粒子に粉砕します。
メリット
肌への負担が非常に少なく、施術後のカサブタもできません。うっかり日焼けによって顔全体に広がってしまった「潜在的なシミの芽」やくすみを一掃します。
選択肢③:医療機関専売「ドクターズコスメ」で行う、一歩進んだ日焼け対策・リカバリー
日焼け後のリカバリー効果を高め、さらにこれからの強い紫外線に負けない肌を作るために、当院では医療機関でのみ取り扱いが許されている「ドクターズコスメ」の導入を推奨しています。
1. ゼオスキンヘルス(ZOSKIN HEALTH)
高い肌再生効果で知られる、医療機関向けスキンケアブランドです。日焼け後のリカバリーには、ハイドロキノン(美白剤)を配合した「ミラミン」や、紫外線による細胞ダメージを修復する酵素や抗酸化成分が含まれた「デイリーPD」などが非常に効果的です。また、これからのシミ予防として、ノンハイドロキノンの美白美容液「ブライタライブ」を取り入れることで、くすみのないクリアな肌を維持できます。
2. ガウディスキン(GAUDISKIN)
日本人のデリケートな肌質に合わせて開発された、非常に使いやすいドクターズコスメです。日焼けをして敏感になったお肌には、高浸透性・高濃度ビタミンC美白美容液である「ハイドロキノン(HQ)」や、肌のバリア機能を整えながら美白する「インナーモイストTAローション(トラネキサム酸配合)」がおすすめです。海外製のドクターズコスメで赤みや皮剥けが起きやすかった方でも、安心して日焼け後の徹底美白・保湿ケアを行っていただけます。
「やってしまった…」と落ち込む前に、まずはご相談ください「あんなに気をつけていたのに、日焼けしてしまった」と、鏡を見て落ち込んでしまうお気持ちは本当によく分かります。しかし、初期の適切なアプローチさえ怠らなければ、お肌のダメージは最小限に抑えられ、むしろ5年後・10年後のお肌をより健やかに保つきっかけにもなります。当院では、近隣地域にお住まいの皆様が、いつでも気軽に立ち寄って相談できる「お肌のかかりつけ医」として、一般皮膚科の保険診療から、エレクトロポレーションなどの美容皮膚科ケア、美容サプリメントやドクターズコスメのご相談まで可能です。「私の肌、今どの施術やコスメが合う?」「まずはソルプロや内服薬だけ処方してほしい」など、どんなご要望でも構いません。デリケートな時期のお肌だからこそ、自己判断で強い美白化粧品などを使用せず、まずは医療の専門家にお任せください。梅雨の晴れ間の爽やかな季節を、そしてこれから来る夏本番を、濁りのないクリアな笑顔で迎えられるよう、私たちが全力でサポートいたします。少しでもお肌に違和感や不安を感じたら、どうぞお気軽に当院までご相談くださいね。
