夏に悪化するニキビ・あせも・虫刺され対策
美容皮膚科のニキビ治療
7月中旬は、夏休みやお祭りが近づき、屋外で過ごす機会が増えますね。楽しいイベントが多い反面、ここ1ヶ月ほど、当院には「ニキビや顔の赤みが急に増えた」「あせもが痒くてたまらない」「虫に刺されてパンパンに腫れてしまった」といった、夏ならではのトラブルを抱えた患者様が急増しています。
今回は、夏に悪化しやすい代表的な3つの肌トラブルの原因と対策、そして当院で提供している一歩進んだ専門的なニキビ治療について詳しく解説します。
1. 夏に急増する大人のニキビ・背中ニキビ
夏は1年の中で最もニキビができやすく、悪化しやすい季節です。
気温の上昇に伴い皮脂の分泌量が激増すること、そして汗や日焼け止めの塗り残しが毛穴に詰まることが原因です。さらに、紫外線によって皮脂が酸化すると、毛穴を刺激して強い炎症(赤ニキビ)を引き起こします。顔だけでなく、汗をかきやすい胸元や背中にも多発するのが特徴です。
帰宅後はすぐにクレンジングと洗顔を行い、日焼け止めや汚れを落としましょう。また、首回りや背中は清潔に保ち、通気性の良い衣服を選ぶことが大切です。
2. 子どもだけじゃない!大人のあせも
あせもは子どもの病気と思われがちですが、猛暑が続く近年では大人の患者様非常に増えています。
大量の汗をかいた際、汗を体外に出す「汗管(かんかん)」という管が、汚れや垢、衣類の擦れなどによって詰まってしまうことが原因です。行き場を失った汗が皮膚の内部に漏れ出し、周囲の組織を刺激して、赤みや強い痒みを引き起こします。
汗をかいたら放置せず、こまめに乾いたタオルやウェットティッシュで拭きましょう。擦ると皮膚を傷つけるので厳禁です。シャワーを浴びられる環境であれば、水で洗い流すのが最も効果的です。
3. 放置すると危険な虫刺され
キャンプや公園などで蚊やブユ(ブヨ)、毛虫、マダニなどに刺される機会が増えます。
虫の唾液成分に対するアレルギー反応が原因です。翌日以降に激しい痒みやパンパンな腫れが生じることがあります。痒いからとかき壊してしまうと、傷口から細菌が入り込み、とびひ(伝染性膿痂疹)や蜂窩織炎(ほうかしきえん)という重い感染症に発展することがあります。
対策として、刺された直後は流水でよく洗い、冷やして痒みを鎮めます。腫れが強い場合やかき壊してジュクジュクしている場合は進行、悪化する可能性が高いです。すぐに皮膚科を受診してください。
当院でできる!ニキビの本質ケアと美容皮膚科メニュー
ニキビを自己判断で潰したり、放置したり、市販薬を不定期に使い続け、気づいたら紫や茶色い色素沈着やクレーターといった「ニキビ跡」になってしまいました、というご相談をよくお受けします。ニキビ跡は消えずに残ってしまうことが多い一方で、早期に加療、施術をすることで消退していきます。
当院では、皮膚科での内服外用薬を用いた保険診療はもちろん、より積極的かつスピーディーにニキビを治し、跡を残さないための美容皮膚科、自費診療メニューを豊富にご用意しています。
① スクライバー(超音波毛穴洗浄)
ニキビの始まりはすべて「毛穴の詰まり(コメド)」です。スクライバーは、超音波の振動によって古い角質や、普段の洗顔では落としきれない毛穴の奥の皮脂汚れ・日焼け止めの残りなどを優しく弾き飛ばして徹底洗浄します。毛穴をクリアにすることで、ニキビの発生を根本から予防します。
② マッサージピール & ミラノリピール
活動性のニキビや、できてしまったニキビ跡の改善に極めて有効なピーリング治療です。
マッサージピール(PRX-T33): 皮膚を剥離させずに真皮層のコラーゲン生成を強力に促す治療です。肌のターンオーバーを正常化し、ニキビ跡の赤みや凹凸(クレーター)の内側からのふっくら感を呼び戻します。
ミラノリピール: 5種類の酸(TCA、AHA、BHA、PHA、クエン酸)に加え、アミノ酸やビタミンを配合した高機能ピーリングです。赤ニキビの炎症を速やかに鎮静させるとともに、色素沈着を起こしたニキビ跡を強力に改善します。顔だけでなく、背中ニキビの治療にも非常に適しています。
③ エレクトロポレーションによるトラネキサム酸導入
特殊な電気パルスを用いて、細胞膜に一時的な隙間を開け、イオン導入の数十倍もの浸透力で有効成分を肌の奥深く(真皮層)までダイレクトに届ける治療です。
当院では、高い抗炎症作用と美白作用を持つトラネキサム酸を導入します。これにより、夏の強い紫外線で悪化した赤ニキビの炎症を急速に抑え、ニキビが治った後の茶色い色素沈着(シミ化)を徹底的に防ぎます。
④ ニキビ対策の自費診療内服薬
保険診療の外用薬、内服薬(抗生物質やビタミン剤、漢方)だけではコントロールが難しい頑固な大人ニキビや、繰り返し炎症を起こす重症ニキビに対しては、更なる改善を促し、お悩みを解決するために、自費診療の内服薬もご提案しています。
イソトレチノイン
皮脂の分泌を強力に抑制し、毛穴の角化(詰まり)を防ぐ、重症ニキビ治療の切り札となる内服薬です。アクネ菌の増殖を抑え、根本的なニキビ体質の改善を目指します。
低用量ピル / ホルモン治療薬(マーベロン、ファボワール)
生理前後に悪化する顎やフェイスラインの「大人ニキビ」に対し、ホルモンバランスの乱れを整えることでニキビを抑制します。
夏のアウトドアトラブルやニキビの悪化は、清潔・冷却・早期治療が鉄則です。当院では、今ある赤み、かゆみ、炎症を抑える一般皮膚科治療から、跡を残さずより美しい肌を目指す美容皮膚科治療まで、お一人おひとりの肌状態に合わせて最適な組み合わせをご提案いたします。
「これくらいで相談してもいいのかな?」「自己判断で悪化してしまい、話しにくい」「長年放置しており、受診することが後ろめたい」などためらってしまう方もいるかもしれませんが、実はお悩みの背景は他の方々と共通していることが多いので、安心して下さいね。決して1人で抱え込まないで大丈夫です。
スタッフ一同、しっかりサポート致しますので、お気軽に当院へご相談くださいね。
