梅雨どきの肌トラブル。
湿気の多い季節のスキンケアを見直してみましょう
6月に入ると、空気がじわじわと重くなってきますね。洗濯物が乾かない、髪がまとまらない、そして……なんとなく肌の調子もおかしい。そんなふうに感じている方は、きっと多いのではないでしょうか。
特に敏感肌の方にとって、梅雨は1年でもっとも肌が揺らぎやすい季節のひとつ。「なんで保湿しているのにベタつくんだろう」「ニキビが増えた気がする」「化粧水がしみる……」といったお悩みが、この時期にぐっと増えます。
今回は、梅雨の肌トラブルが起こる理由と、敏感肌の方でも無理なく続けられるスキンケアのポイントをお伝えします。
なぜ梅雨に肌が荒れるの?
「湿度が高いのだから、肌も潤っているはず」と思いがちですが、実はそうではありません。
梅雨の時期に肌が乱れる原因は、主に3つあります。
① 湿度の"ゆらぎ"がバリア機能を乱す
梅雨は湿度が高い日もあれば、冷房の効いた室内では逆に乾燥していることも。この湿度の上がり下がりが、肌のバリア機能にとって大きなストレスになります。外は蒸し暑く、室内は冷房でひんやり——この繰り返しが肌を疲弊させてしまうのです。
② 皮脂と汗の混在で、毛穴がつまりやすくなる
気温と湿度が上がると、皮脂の分泌も増えます。そこに汗が加わると、毛穴まわりが詰まりやすくなり、ニキビや吹き出物の原因になることも。特に額や鼻まわり、あごラインは要注意です。
③ 紫外線は曇りの日も降り注いでいる
「曇っているから大丈夫」と思いがちですが、紫外線は雲を通り抜けてきます。梅雨どきは日焼け止めをサボってしまう方が多く、知らず知らずのうちに紫外線ダメージが蓄積されがちです。これが肌荒れや色素沈着につながることもあります。
敏感肌さんが梅雨にやりがちなNG習慣
肌の調子が悪いと、つい「もっとケアしなきゃ」と思ってしまいますよね。でもその気持ちが、逆効果になっていることがあります。
✕ ベタつくからといって、洗顔を増やす
ベタつきが気になって1日に何度も洗顔するのは、肌に必要な皮脂まで落としてしまいます。肌が乾燥するとそれを補おうとしてさらに皮脂が出る、という悪循環に。洗顔は朝晩2回を基本に、優しく行いましょう。
✕ さっぱりするからと、アルコール入りの化粧水を使う
スーッとした清涼感が気持ちよく感じられますが、アルコール(エタノール)は敏感肌には刺激になることがあります。特に肌が揺らいでいる時期は、ノンアルコールのやさしいタイプを選ぶのがおすすめです。
✕ 保湿をさぼる
「湿気があるから保湿しなくていいか」というのも危険。外の湿気は肌内部の水分とは別物です。冷房による乾燥も重なりやすいので、軽めのテクスチャーでもいいので、保湿は続けましょう。
梅雨どきの、敏感肌にやさしいスキンケア
では、この時期どんなケアが向いているのでしょうか。無理なく続けられるポイントをご紹介します。
① 洗顔は「やさしく、ていねいに」
泡立ちのよい洗顔料をしっかり泡立てて、肌をこすらず泡で包むように洗います。ぬるま湯で丁寧にすすぎ、タオルはそっと押し当てるだけ。「さっぱり」より「やさしく」を意識してみてください。
② 化粧水は"重ねすぎない"
この時期は、高保湿より「肌を整える」ことを優先して。セラミドやヒアルロン酸、グリセリンなどの保湿成分が入ったシンプルな化粧水を、ハンドプレスでゆっくりなじませましょう。何層も重ねるよりも、1〜2回丁寧になじませる方が肌に負担がかかりません。
③ 乳液やクリームは"軽めのテクスチャー"を
保湿は大切ですが、梅雨どきはこっくりしたクリームよりさらっとした乳液やジェルタイプが使いやすいことが多いです。肌がべたつくと感じたら、テクスチャーを見直してみましょう。
④ 日焼け止めは毎日、忘れずに
曇りでも、雨でも、紫外線は届いています。敏感肌の方には、紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)タイプや、肌にやさしい処方のものがおすすめです。外出しない日も、窓越しの紫外線対策として室内用に軽いものを使うと安心です。
⑤ 冷房による"隠れ乾燥"に注意
オフィスや電車の中では、エアコンで思った以上に肌が乾燥しています。携帯用のミストや保湿クリームをバッグに忍ばせておくと、乾きを感じたときにさっとケアできて便利です。
肌が揺らいでいると感じたら
どんなにていねいにケアをしていても、この時期は肌が不安定になることがあります。赤みが続く、かゆみが出る、ニキビが増えてきたなど、いつもと違うと感じたら、早めにご相談ください。
自己判断でケアを増やしたり、新しいアイテムを試したりするより、肌の状態を正確に見てもらうことが、結果的に一番の近道です。
梅雨は長いようで、必ず終わります。この季節を肌にとって「試練」にするのではなく、「ていねいなケアを見直すきっかけ」にしてみてください。お気軽にご来院お待ちしております。
